Tsukuba

2004/5/15 ST600リザルト

1 沼田 憲保  ヤマハ/YZF-R6 伊藤RACING・GMDスズカ      33'01.603

2 今野 由寛  スズキ/GSX-R600 レーシングサプライ角力斗雲      0.305 (差)

3 宮崎 敦    ヤマハ/YZF-R6 TEAM DAYTONA             0.434

4 鶴田 竜二  カワサキ/ZX-6RR  ZOILトリック★スターR.T        0.765

5 手島 雄介  ヤマハ/YZF-R6 SP忠男レーシングチーム       1.203

28 辻村 猛   ホンダ/CBR1000RR   F.C.C. TSR






2004/5/15 ST600リザルト

前回のオートポリスで優勝を飾ったとはいえ、もともと差の少ないこのクラスでは楽観は許されない。決勝日はあいにくの雨模様となった。朝から降っていた雨は、9時からのウォームアップセッションの頃には小雨となったが、路面状況はウエットのままであった。辻村は15分間のセッション中、雨用のセッティングの確認に終始し、トップの沼田とは約1秒差の1分6秒105、12位でセッションを終えた。

午後、レースが始まる頃の天候は小雨であった。スターティンググリッドに付くためにピットを離れる際、辻村は晴れ用のタイヤを装着してコースを1周した。このクラスの晴れ用のタイヤは、規定によりレース専用の溝のないスリックタイヤではなく、溝付きのスポーツ走行用タイヤを使用している。このため、この状況下で晴れ用のタイヤが使えるかどうかを試したのだが、グリッドに付いた時点では雨が止む気配はなく、雨用のタイヤ(こちらはレース専用のもの)を装着するのが順当で、事実、殆どの選手が雨用タイヤを装着していた。我々もグリッド上で雨用タイヤに交換してレースに臨んだ。

レースが始まると、1周目からペースが上がらず、序盤から後方集団に飲み込まれてしまった辻村は、周を重ねるごとに順位を下げ、何とジュニアチームの津田、的場にも先行を許すという事態になってしまった。何らかのトラブルを抱えているのは明白であった。普段トップ争いを繰り広げている辻村が、15位まで与えられるポイントの圏内からはるか後方の順位を走行し、また、順位を回復しポイントを獲得する兆候が見られぬまま走行を続けるのを見守るしかないスタッフはもちろん、辻村本人が一番つらいレースとなってしまった。辻村は投げ出すことなく走行を続けたが、結局、順位は28位、当然ノーポイントに終わってしまった。

このクラスでは6戦中上位4戦のポイント合計でチャンピオンシップが争われる、という規定が唯一の救いではあるが、2回許されるそのカードを既に1枚使ってしまった。これにより、2戦を終了した現時点でのランキングは4位に後退してしまった。レースを終えた現時点ではトラブルの原因は明確になってはいないが、きちんと原因を突き止め、次のレースに向けた対策を講じなければならない。

 総監督   藤井正和



2004/5/15 JSB1000リザルト

1 中冨 伸一    ヤマハ/YZF-R1      YSP&PRESTOレーシング     32'00.366

2 井筒 仁康    ホンダ/CBR1000RR    チーム桜井ホンダ           1.157(差)

3 小西 良輝    ホンダ/CBR1000RR    Team HARC-PRO.           7.250

4 渡辺 篤    スズキ/GSX-R1000K4  ヨシムラスズキジョモスリクリン   10.358

5 柳川 明      カワサキ/ZX-10R     TEAM GREEN             17.992


21 辻村 猛   ホンダ/CBR1000RR   F.C.C. TSR           




2004/5/15 JSB1000リザルト

600に続いて、降り止みそうな雨の中おこなわれた9時30分からの15分間のウォ-ムアップセッションでは、トップとは約2秒近い差の1分4秒919、14位であった。雨用のタイヤは水はけを良くするために溝が設けられているのだが、雨量に応じて数種類あり、また、タイヤメーカによって溝の形状も違う上、このセッションではマシンが走行するにつれて走行ラインが徐々に乾いた状態となっていったため、タイム差だけでは決勝レースの行方を占うことは難しかった。失意の600のレースを終えた辻村であったが、疲れを微塵も見せず、スタッフに状況を報告すると、気持ちを切り替えて、続いておこなわれる1000のレースのため準備を始めた。

600のレース終盤には霧雨状態であったが、1000のレースが始まる頃には小雨の状態に戻っていた。まず、スターティンググリッドへ付くためにコースを1周する際には、晴れ用の溝の無いスリックタイヤを使用した。天候の行方によって装着したタイヤの種類が勝敗を大きく左右するこのような状況下で、頭を悩ませていたのは我々だけではなかった。スターティンググリッド上では各チームがそれぞれの戦略に基づき、タイヤ交換およびそれに付随したマシンの調整をあわただしくおこなっていた。

勿論勝負であるから、ギャンブル的な要素を多分に含んでいた。我々はスリックタイヤに少量の溝を彫っただけの、カットスリックという、乾いている状況に一番近い雨天用のタイヤを選択し、交換してレースに臨んだ。現時点では路面は濡れていたが、レースが進行するにつれ乾いてくるであろうから、レース前半を我慢し、後半にスパートをかけようという戦略であった。

果たして、レース前半は予想通りラップタイムは遅く、トップグループから徐々に離されてしまった。しかし、レース中盤からはトップグループとのラップタイムの差はほぼ無くなり、レース後半には走行ラインが乾いてきたため、トップグループを上回るラップタイムで走行し、前半に築かれたトップとの差を埋めていった。ただ、我々の誤算は路面が乾きだすタイミングであった。走行ライン上の路面が乾きだすのが我々の予想よりも遅く、我々の戦略は失敗に終わったのである。結果はポイント圏外の21位で、ランキングは12位に後退してしまった。



 総監督   藤井正和




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